最近読んだ本

kaname_ar2012-01-29


「七つの海を照らす星」
「アルバトロスは羽ばたかない」
 七河迦南(ななかわ かなん)著


児童養護施設「七海学園」を舞台にしたデビュー作
「七つの海を〜」は第18回鮎川哲也賞受賞で
それに続くシリーズ第2作の『アルバトロスは〜』は
原書房本格ミステリ・ベスト10』で第5位
宝島社『このミステリーがすごい!』で第9位にランクイン
と評価が高い作品だったので図書館で借りてみました。

「七つの海を照らす星」
内容(「BOOK」データベースより) 様々な事情から、家庭では暮らせない子どもたちが生活する児童養護施設「七海学園」。ここでは「学園七不思議」と称される怪異が生徒たちの間で言い伝えられ、今でも学園で起きる新たな事件に不可思議な謎を投げかけていた。孤独な少女の心を支える“死から蘇った先輩”。非常階段の行き止まりから、夏の幻のように消えた新入生。女の子が六人揃うと、いるはずのない“七人目”が囁く暗闇のトンネル…七人の少女をめぐるそれぞれの謎は、“真実”の糸によってつながり、美しい円環を描いて、希望の物語となる。繊細な技巧が紡ぐ短編群が「大きな物語」を創り上げる、第十八回鮎川哲也賞受賞作。

「アルバトロスは羽ばたかない」
内容(「BOOK」データベースより) 児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、多忙な仕事に追われながらも、学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件が影を落とす。警察の見解通り、これは単なる「不慮の事故」なのか?だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した、学園の子どもたちに関わる四つの事件に、意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。鮎川哲也賞作家が描く、季節を彩る五つの謎。『七つの海を照らす星』に続く、清新な本格ミステリ

2冊続けて読みましたが、とても面白く
また読みたいと思わせてくれる作家さんでした。


ミステリーだの推理物だというと
難しいのではと躊躇される方も居られるのでは?
でも、この作品は入りやすく読みやすいのではないかなと思います。
素直に最後のどんでん返しに「おぉ〜!」と思わされました。
まぁいろいろと思い残す部分はあるのですが・・・


この2作はシリーズなので、これから別の作品も期待しています(*゚v゚*)


おまけの話
「七つの海を〜」にも出てくる回文
作者の名前も・・・(゚ー゚)ニヤリ